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子どもたちの未来を支える人たちに出会って

子どもたちの未来を支える人たちに出会って

児童養護施設「エスペランス桑名」を訪ねて

昨日、栗東市少年補導員会の管外研修で、三重県桑名市にある児童養護施設「エスペランス桑名」を訪問しました。

今回の研修で、私が最も心を動かされたのは、さまざまな事情から家庭で暮らすことが難しい子どもたちと日々向き合い、一人ひとりの生活を支えておられる職員の皆さんの姿でした。

児童養護施設という言葉は、もちろん以前から知っていました。

しかし、実際に施設を訪れ、そこで子どもたちを支える方々のお話に触れることで、これまで自分が知っていたつもりの世界とは違う、現実の重みを感じる機会となりました。

子どもたちには、それぞれの事情がある

子どもは、本来、家庭という安心できる場所で愛情を受けながら成長していくものだと思います。

けれども、さまざまな事情によって、親や家族と一緒に暮らすことが難しい子どもたちがいます。

その背景は、一人ひとり異なります。

私たちが外から見ただけでは分からない事情や、簡単には言葉にできない思いもあるのだと思います。

だからこそ、子どもたちを一括りにして見るのではなく、一人の人間として向き合い、その子の気持ちや歩んできた背景を理解しようとすることが大切なのではないでしょうか。

今回の研修を通して、子どもたちが安心して生活し、自分らしく成長していくためには、衣食住を整えるだけではなく、日々の暮らしの中で信頼関係を築き、心に寄り添う人の存在が欠かせないのだと感じました。

子どもたちの日常を支えるということ

施設で生活する子どもたちにとって、毎日の食事や生活習慣、学校での出来事、何気ない会話など、一つひとつの日常が成長の土台になるのだと思います。

その日常を支えるために、職員の皆さんは日々、子どもたちと向き合っておられます。

子どもたちの成長を見守ることは、決して簡単なことばかりではないでしょう。

時には思いが伝わらないこともあれば、対応に悩むこともあるはずです。

それでも、一人ひとりの子どもと向き合い、生活を支え続けておられる姿に、深い敬意を覚えました。

子どもたちの未来を守るということは、特別なことを一度だけ行えばよいというものではありません。

毎日の積み重ねの中で、子どもたちに安心を届け、信頼を育てていくこと。

その地道な営みこそが、子どもたちの未来を支えているのだと感じました。

地域の大人として、何ができるのか

私は、栗東市の少年補導員として地域の子どもたちと関わる機会をいただいています。

今回の研修は、改めて自分自身の役割を考える機会にもなりました。

子どもたちが健やかに成長していくために必要なのは、学校や家庭、施設だけの努力ではありません。

地域の大人が子どもたちに関心を持ち、困っている様子に気づき、必要なときに手を差し伸べられる社会であることも大切です。

もちろん、私たちにできることには限りがあります。

すべての問題を解決することはできません。

それでも、子どもたちの存在に関心を持つこと。

頭ごなしに決めつけず、話に耳を傾けること。

困っている子どもがいたときに、適切な支援につなげること。

そして、子どもたちを地域全体で見守ること。

そうした小さな積み重ねが、子どもたちにとっての安心につながるのではないでしょうか。

65歳から始めた不動産の仕事、そして人とのつながり

私は65歳から、不動産業という新たな挑戦を始めました。

不動産の仕事を通して、土地や建物を扱うだけではなく、そこに暮らす人々の人生や、それぞれの事情に触れることがあります。

住まいは、単なる建物ではありません。

人が安心して暮らし、家族との時間を過ごし、人生を積み重ねていく場所です。

今回の研修で、改めて「人が安心して暮らせる環境」の大切さを考えました。

子どもたちにとっても、大人にとっても、安心できる居場所があることは、人生を歩んでいくうえで大きな意味を持ちます。

不動産業と児童養護施設の仕事は、もちろん役割も専門性も異なります。

それでも、人が安心して生活できる環境を支えるという点では、どこか通じるものがあるように感じました。

年齢を重ねたからこそ、見えてくるものがあります。

これまでの経験を自分のためだけに使うのではなく、地域や次の世代のために少しでも役立てていく。

それも、これからの人生で大切にしていきたいことの一つです。

研修を終えて

今回、エスペランス桑名を訪問し、子どもたちの日々を支えておられる皆さんの姿に触れたことで、多くのことを考えさせられました。

子どもたちが置かれている環境は、それぞれ違います。

だからこそ、周囲の大人には、子どもたちを一方的に評価するのではなく、その背景にも思いを巡らせながら、一人ひとりに向き合う姿勢が求められるのだと思います。

そして、子どもたちの未来を支えることは、施設の職員の皆さんだけに任せるものでもありません。

私たち地域の大人にも、できることがあるはずです。

今回の研修で得た学びを、訪問した一日の感動だけで終わらせないこと。

少年補導員として、地域で暮らす一人の大人として、これからの行動につなげていくこと。

それが、今回の研修でお世話になった皆さんへの、私なりの恩返しになるのではないかと思います。

子どもたちが、自分の未来に希望を持ち、安心して成長していける社会であってほしい。

そのために、自分にできることを考え続けていきたいと思います。

エスペランス桑名の皆様、貴重な学びの機会をいただき、本当にありがとうございました。


65歳から始まった不動産。
仕事を通して、地域とのつながりを通して、そして人との出会いを通して、まだまだ学ぶことがあります。

これからも、一つひとつの出会いを大切にしながら、自分にできる恩返しを続けていきたいと思います。

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