親が亡くなった後「かかるお金」は?
親の死を考える時期に来られれている方もおられると思います。
そのような方は是非下記のレポートを参考にしてください。
【終活】親が亡くなった後「かかるお金」は 親が亡くなった後「かかるお金」は ?
【子どもが立て替えず、親の財産の範囲内で】
子どもが立て替えてしまいがちなのが「葬儀費用」です。「今まで世話になったので恩返しがしたい」と、 大きな葬儀所で立派な祭壇をつくり弔うのはいいことなのですが、弔問客が少ないのにお金をかけてしまう と、赤字になってしまいます。実際に親の葬式のために数百万円使った、という話もあります。
病院で臨終を迎えると、病室または院内の霊安室に安置されます。家族は葬儀会社に電話して、遺体の搬送 を依頼します。親が互助会に入っているかなどを聞いておけば、割引も使え慌てることもありません。
病院が死亡診断書を作成し、診断書と死亡届を持って住民票のある自治体の役所に行き(死亡者の死亡地と 届出人の所在地でも交付できる)、「埋・火葬許可証」を発行してもらいますが、葬儀社が代行してくれますので、家族が役所の窓口に行く必要はないようです。
死亡診断書も無料ではありません。また、病院によってはご遺体を清拭してくれるなどしますので、それら の費用が退院するときに請求されます。「葬儀費用」はほとんどの葬儀会社でパッケージになっています。別途料金が発生するのが、精進落としなどの飲食代、火葬場の利用料と控え室使用料、僧侶へのお布施、火葬場へ移動するための霊柩車、マイクロバス代などです。これらの費用は、親の財産の範囲内で支払うよう にする方が良いでしょう。
親が亡くなった後も、四十九日の法要、納骨、一周忌と親族が集まり、弔う機会がでてきます。そのときに は僧侶へのお布施、会食費、場合によってはお足代(交通費)がかかるので、それらの費用は親の財産でまかなうようにしないと、負担が大きくなってしまいます。
【葬儀で押さえるべきポイント】
以下、葬儀で押さえておきたい事項を記します。
戒名費用の用意 仏壇の用意
戒名は菩提寺の僧侶がつけることが一般的ですが、数十万かかることも。お金の準備をしておくとよいでし ょう。
仏壇も今はリビングに置ける小型なものが主流とはいえ、最低でも、5 万~10 万円はかかります。位牌に 戒名を入れるにも印刷代がかかります。
【お墓はどこにあるかを確認】
四十九日が過ぎた頃に納骨をします。納骨するときにも、親族が集まり納骨式を行うので飲食代がかかり、 僧侶へのお布施も発生するケースがあります。それ以前にどのお墓に入るのか決めていなかったらお墓を子 どもたちが購入しなければならなくなるので、お墓はどこにあるのか聞いておきましょう。
【ペットや遺品はどうするかも忘れずに】
犬や猫などのペットを飼っている人は、飼い主が先に亡くなったらペットは誰が引き取るのか、考えておく必要があります。相続人になる家族であらかじめ話し合っておくと安心です。
遺品整理も遺された家族にとって大切なことですが、あまりにも荷物が多いとゴミと分別して形見分けする 時間もなく、遺品整理をすべて業者にお願いしてしまうケースも多いのです。時計や貴金属など「誰に何を 譲りたいか(形見分け)」を、エンディングノートなどに記してもらいましょう。以下を書いてもらうとよ いでしょう。
・葬儀施行者
・葬儀費用
・遺影の写真
・戒名
・宗教(宗派)家紋
・連絡してほしい友人・知人など
また、洋服やアクセサリーなどは、故人が愛着をもっていたものについて、家族にとって処分しにくい心理 が働きますが、そうかといって引き取るわけにもいかないこともあるでしょう。譲りたいもの以外は処分し ていいと書き残してもらうと、家族は遺品整理しやすくなります。
エンディングノートがほしい方は是非弊社へメールをください。
PDFにて送信させていただきます