相続終活知っ得マガジン【相続】遺品を1円でも高く売る方法
遺品を1円でも高く売る方法
●売り急がなければ高く売れる
発行日:2023年3月24日
発行人:一般社団法人
相続なんでも相談センター
大切な遺品を売る場合、できれば1円でも高く売りたいと思う人も多いのではないでしょうか。保管場
所の問題で、長い間保管しておくことができない場合は、少しくらい安くても早く売り払ってしまった
ほうがいいケースもあるでしょう。タダでもいいから持っていってもらったほうがいい場合もあります。
しかし、保管しておくスペースがあるのであれば、高く売れる可能性はありますので、その方法をいく
つかお伝えしておきたいと思います。
●高く売るための七つの方法
①相見積もりを取る
基本的なことですが、1社にすぐに売るよりも、3社くらいに相見積もりを取ったほうが高くなりま
す。特に、骨董品類や絵画類は骨董・古美術専門業者に相見積もりを取りましょう。また、宝石類につ
いても、宝石専門店や質屋で相見積もりを取ることをおすすめします。
②自分で持ち込む
リサイクルショップなどに買い取りに来てもらうよりも、自分で持ち込んだほうが、買い取り価格が高
くなる可能性があります。ただし、自分で持ち込む場合、時間もかかりますし、車で持ち込む場合はガ
ソリン代、大きな荷物の場合はトラックなどのレンタカー代もかかりますので、その分も計算に入れて
おく必要があります。
③オークションサイトやフリマアプリで自ら売る
リサイクルショップや質屋などの買取業者に売るよりも、オークションサイトやフリマアプリなどを利
用してご自身で売ったほうが高く売れます。
④きれいにしてから売る
汚れた状態や、埃をかぶった状態のまま売るよりも、少しでもきれいにしたほうが高く売れます。
⑤箱や付属品をセットで売る
家電製品であれば説明書、ブランド品やスマホであれば付属品や箱、本であればカバーや帯がそろって
いたほうが高く売れますので、探してみるといいでしょう。
⑥商品の写真をきれいに撮る オークションサイトやフリマアプリで売る場合、商品の写真をきれいに撮ったほうが売れやすくなりま
す。また、写真が1点しか載っていないものよりも、いろいろな角度から撮影した写真が何点も載って
いるほうが売れやすくなります。
⑦商品説明を詳しく書く
ヤフオクやメルカリの場合、自分で商品の説明を書く必要があるわけですが、この説明文が1行で終わ
っているものよりも、詳しく書かれているもののほうが高く売れる可能性があります。
商品の特徴や傷・汚れの有無、箱など付属品の有無など、写真だけではわからない情報を書いておきま
しょう。自分が買う立場だったら、何が知りたいかを想像して書くことがポイントです。
商品の状態が良いほうが売れやすくなりますが、「新品同様」などと書いたのに、実際の商品の状態と
違っていた場合はクレームにつながることもありますので注意が必要です。また、正確な商品名を記入
し、年式や型番などがある場合は書いておくと検索で見つかりやすくなります。
●売りに出すときの注意点
ご自身で売りに出すときの注意点をまとめておきましょう。
古物の資格は、字のごとく古い物を扱う資格です。あくまで新品や現行の商品ではなく中古品(古い物)
ですので、先ほどのポイントでもお伝えしたように欲を出しすぎて最終的に「ただの古い物」にならな
いように気をつけてください。商品によっては、高く売れたり、すぐに売れる時期とそうでない時期が
あります。
たとえば、扇風機を冬に販売しても需要が少なくなかなか売れません。必要とされる少し前の時期に売
りに出すといいでしょう。電化製品などは、製品そのものではなく、パーツだけを必要とする人もいま
す。一つでは売れないようなもの(アクセサリー、古いゲームソフト、おもちゃ、トレーディングカード
など)も、たくさん集めて一括で売りに出せば売れる場合があります。
是非参考にしてください
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