苦労しましたが売却できました
不動産売却は所有者捜しが本当に大変です。
今回の栗東市の土地ですが昭和45年に分譲地の南西角地を購入された方が購入後その土地に一度も建物を建てずに50年以上そのままの状態です。ちょうどこの地域の自治会を中心に空き屋対策、空き地対策として環境改善に動かれておりました。自治会より弊社へ相談を受け、まずはその土地の登記をあげ記されている住所に行ってみましたが他の方が住まわれており「そんな方は知らない」・・・はいスタートに戻りさて、どうすれば所有者の居所がつかめるか? 役所で聞いても教えてもらえない、土地家屋調査士や司法書士に聞いても売却目的での問い合わせはできない。ご近所様でお話聞いたところ年に数度地元のシルバー人材が手入れされているとお聞きしましたが、我々不動産屋には個人情報は教えてもらえない。そこで地元の自治会が空き家、空き地対策を強化されているため自治会としてシルバー人材に地元が困っている、所有者の連絡先教えてもらえないか伝えれば良いのではと考え、自治会長から聞いていただきました。はい教えていただくことができましたが、そこで不動産屋が直接連絡するのはNGです。自治会長から連絡をしていただき自治会での空き家空き地をお話をしていただいたところ、所有者様もどうしたらよいか困っておられ、自治会長が私を紹介して一度相談されればどうかと言っていただきました。私は不動産屋ですが相続終活専門士として地域に貢献しています。安心して連絡を取れることができました。お会いさせていただき高齢のご主人に相続不動産の登記の義務化など終活で進められることをお伝えしました。もうこの土地には家を建てる予定もなく毎年の固定資産税や草刈り費用が経費となっておりどうすれば良いか困っておられたところでしたので、私の提案で売却をおすすめしました。売却提案に対しても不動産売却でかかる不動産所得税も明確に計算して手残り数字を明確にしたことと、土地の地積測量図がなく分譲当時の地形図と面積計算表しかないため現況測量をおすすめして測量を行いました。測量により隣の境界ブロックの越境もわかりお隣へ出向き説明の上現地を確認してもらい「越境に関する覚書」も私の方で対応させていただきました。無事に昨日3月18日に売買契約を結び5月の決裁引き渡しに向けてスムーズに引き渡しをできるように進めます。購入者は若いご夫妻夢のマイホームを建築されます。ご夫妻の夢のお手伝いを少しでもできたかなあと思っております。収益を上げるのが仕事ですが私は売主様、買主様の笑顔を見たいのが一番です。どんな状況の不動産でもやり方はあると思います。ブログを読んでいただき困っておられる土地や建物があれば是非お手伝いさせてください。
はい正直不動産のレガシーエステートSHIGA 斎藤一彦